博麗 霊夢 猫

東方のキャラクター、「博麗 霊夢」のコスプレをした猫です。霊夢さんの猫化ではありません。
身長、頭から足まで(リボン、尾は含みません)で約27cm。すべて手縫いです。
2011年9月11日 例大祭SPにて展示 (c)TEAM SHANGHAI ALICE

\10,000

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 手のひらにはネオジウム磁石が仕込んであり、手を合わせたり、鉄芯が入った大幣(“おおぬさ”というそうです。)を持たせることができます。靴底にも磁石があり、台座に鉄を仕込むことでしっかりくっつきます。しかし全身を支えるには支柱が必要でスカートの腰に通してあります。
 腰紐と札帳は例大祭に間に合わず、後日取り付けました。腰紐は2色の八つ編みです。いい感じのが売っていればそれで済んだのですが、自分で編むハメに。

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 初めて元デザイン有りのヌイグルミを作ったのですが、衣装の解釈にてこずりました。
 自分なりの解釈では、巫女さんとは名ばかりでほぼ洋装である。紅白の色と千早の袖だけを通しているあたりが巫女さんらしいのだろう、と。スリーブレスにスカート、リボン、どれもレースがふんだんに使われておりスカーフまでしています。千早の袖からレースが出ているところは制作時になんとなく見ていたアニメ版「おとめ妖怪ざくろ」を参考にしました。
 もっとも困ったのは完璧な二次元リボンです。理屈の通った物にしてしまおうかと考えましたが、それでは別物になると思いまして、ばっちり二次元リボンです。

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 キャラクターもののヌイグルミは髪は髪型に切ったフェルトで、というのをプライズあたりでは見かけますよね。ドールっぽくしてみたいと思ってからずっと植毛です。生地も糸も植毛には向いていないので何度か間違えていると作り直しになります。一番時間がかかるところでした。
 せっかく植毛しても顔がずれるとアウトです。猫ですのでツンとした表情です。眼、鼻、口、眉…そして、まつ毛と縫いつける頃には脳内でデレが補間されています。眼はプラ板を削りラッカーで着色しました。
 エナメルのような靴を履いていらしたと思いますが、手元に革(本皮だったと思う)がありましたのでハイカットにしました。着脱は無理でしょう。ほかの衣装は着脱可能ですが、しないほうがいいでしょう。着せるのに半日かかるかもしれません。着せ替え人形ではないので。
 生地は千早にサテンを使いました。ほつれやすいので接着芯を使いましたが硬くなってしまいました。それでもツヤが必要だったのです。上下は赤い和柄。リボンはまた別の柄です。無地なら縁に白いジグザグの刺繍を入れなければならなかったでしょうが…。スカーフはちりめん。とにかく洋装ながら和装らしくしたかったのです。